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第五回脳表現型の分子メカニズム研究会
- 開催目的・概要
- ヒト脳表現型の分子機構の解明のために、ヒトレベル、動物レベル、細胞レベル、 そして分子レベルにおける検討が必要である。レベルが分子に近づくほどそのメカニズムを明らかにすることができる一方、 ヒトにおける分子メカニズムを反映しなくなるという問題点がある。そこで本研究会では、 ヒトの脳表現型とゲノムとの関連を検討することがそのミッシングリングとなると考え、 脳科学分野を中心に様々な研究分野の研究者(神経科学、分子生物学、ゲノム科学、精神医学、脳画像学、認知科学、神経生理学、心理学等)が集まり、 交流することにより新たな研究分野を開拓・推進することを目的とする。過去の研究会において作られたIGC/COCOROにおいて進行中の複数のプロジェクトについて発表、 ディスカッションを行う。さらに広く基礎研究者にも参加していただき、臨床研究から基礎研究へのトランスレーションへの理解と交流を推進する。 狭い日本での研究者の垣根を取り払って、本音でディスカッションを行い、日本全体として研究を共同しつつお互い個々の研究も推進することが目的である。
- 開催場所
- コンベンションルームAP品川(東京)9F L+Mルーム(JR品川駅徒歩3分)
- アクセスはこちら(外部リンク)
- 開催日
- 第一日目 平成26年12月6日(土)午後4時−午後7時30分
- 第二日目 平成26年12月7日(日)午前 10時−午後3時
- 参加費
- 無料
- 内容
第一日目 12月6日(土)午後4時〜
開会のご挨拶: 尾崎紀夫(名古屋大学)1分
- 16:00〜 多施設共同研究のための共通指標の開発
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- 橋本亮太(大阪大学)「多施設共同研究体制の構築」 5分
- 岡田直大(東京大学)「臨床評価の基礎と実践」 15分
- 岡田直大(東京大学)「MRI構造画像の質評価:第一部」 30分
- 山下典生(岩手医科大学)「MRI構造画像の質評価:第二部」 30分
- 花川隆(NCNP)「rsfMRIの撮像方法と質評価」 30分
- 18:00〜19:30 認知・生理研究
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- 三浦健一郎(京都大学)「眼球運動による精神疾患補助診断法の開発」20分
- 松田幸久(金沢医大)「統合失調症の機械的脳回パターン解析」10分
- 住吉チカ(福島大学)「統合失調症の認知機能障害の簡易検査作成」30分
- 笠井清登(東京大学)「トランスレータブル臨床指標の開発研究」20分
- 笠井清登(東京大学)「MRI多施設共同研究のための標準化の現状と展望」 10分
第二日目12月7日(日)午前10時〜
- 10:00〜11:30 脳画像研究
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- 根本清貴(筑波大学)「3次元T1強調画像を用いた精神疾患補助診断ソフトウェアの開発」30分
- 福永雅喜(生理学研究所)「ENIGMA-SZJ:統合失調症の皮質下体積のメタアナリシス」30分
- 鬼塚俊明(九州大学)「統合失調症の用手的脳回パターン解析」20分
11:30〜12:30 昼食
- 12:30-15:00 バイオリソース研究
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- 尾崎紀夫(名古屋大学)「精神疾患のCNV研究」 20分
- 近藤健治(藤田保健衛生大学)「精神疾患のGWAS」20分
世界のケースコントロール研究のGWASの紹介と薬理遺伝学的研究ラモトリギンとクロザピン - 山森英長(大阪大学)大規模リソースを用いた血液マーカー研究 15分
- 加藤隆弘(九州大学)血液由来マイクログリア研究10分
- 牧之段学(奈良医大)補体関連因子に着目した統合失調症患者由来iPS細胞研究20分
- 中澤敬信 (大阪大学)疾患iPS細胞を用いた病態解明研究20分
- 問い合わせ先
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第五回脳表現型の分子メカニズム研究会事務局
大阪府吹田市山田丘2-2 D3
Tel&Fax: 06-6879-3074
大阪大学連合小児発達学研究科 橋本亮太
E-mail: spjimu01psy.med.osaka-u.ac.jp
- 協賛・協力
- 2014年 包括脳ネットワーク研究集会委員会 後援