過去のイベント
第四回脳表現型の分子メカニズム研究会
- 開催目的・概要
- ヒト脳表現型の分子機構の解明のために、ヒトレベル、動物レベル、細胞レベル、そして分子レベルにおける検討が必要である。レベルが分子に近づくほどそのメカニズムを明らかにすることができる一方、ヒトにおける分子メカニズムを反映しなくなるという問題点がある。そこで本研究会では、ヒトの脳表現型とゲノムとの関連を検討することがそのミッシングリングとなると考え、脳科学分野を中心に様々な研究分野の研究者(神経科学、分子生物学、ゲノム科学、精神医学、脳画像学、認知科学、神経生理学、心理学等)が集まり、交流することにより新たな研究分野を開拓・推進することを目的とする。過去3回の研究会において作られたIGCとCOCOROの会議を行い、その上で、霊長類とマウスによる精神疾患モデルについて話し合う。狭い日本での研究者の垣根を取り払って、本音でディスカッションを行い、日本全体として研究を共同しつつお互い個々の研究も推進することが目的である。 話題提供の先生方には、その研究の世界における現状、日本における現状、今後どのような方向に進むべきか、現在行なっている研究などを15分程度でお話いただき、それを踏まえてディスカッションを行います。
- 開催場所
- リファレンス駅東ビル貸会議室 会議室V-1
- アクセスはこちら(外部リンク)
- JR博多駅筑紫口より徒歩4分
- 開催日
- 第一日目 平成25年11月16日(土)午後4時−午後6時
- 第二日目 平成25年11月17日(日)午前 10時−午後4時
- 参加費
- 無料
- 内容
第一日目11月16日(土)午後4時〜
総合司会:橋本亮太
- 16:00
- 【倫理 セッション】
-
- 尾崎紀夫(名古屋大学)「倫理申請・研究費申請書の書き方:申請と審査の経験から」
- 19:00
- 懇親会 ウォーターダイニング蔵音
第二日目11月17日(日)午前10時〜
- 10:00
- 【IGC セッション】 IGC: Imaging Genetics Consortium
-
- 笠井清登(東京大学)「J-ADNI2にもとづく多施設共同MRI研究のための標準的推奨 プロトコルについて」
- 山下典生(岩手医科大学)「確率アトラスを用いた脳領域分割と体積測定」 「Parallel ICAを用いた統合失調症診断補助法の開発」
- 根本清貴(筑波大学「3次元T1強調画像を用いた統合失調症補助診断 ソフトウェアの開発」
- 鬼塚俊明(九州大学「統合失調症の脳回パターン解析」
11:30−12:30 昼食
- 12:30
- 【COCORO セッション】COCORO: Cognitive collaborative research organization
-
- 豊巻敦人(北海道大学「米国のCNTRICSプロジェクトから認知機能検査 のあり方を考える」
- 住吉太幹(富山大学)「認知機能の質的評価と臨床への還元」
- 鬼塚俊明(九州大学)「統合失調症の神経生理学的研究のトピックス」
- 三浦健一郎(京都大学「統合失調症患者と健常者の眼球運動の差異について」
14:00−14:30 フリーディスカッション(コーヒーブレイク)
- 14:30
- 【動物モデルセッション】
-
- 高田昌彦(京都大学)「精神疾患サルモデルの作出に向けた 新規ウイルスベクターとその導入手法の開発」
- 伊佐正(生理学研究所)「自発サッケードを指標とするサリエンシー検出機構」
- 橋本均(大阪大学)「精神疾患の中間表現型探索を目指した疾患モデル動物における 定量的脳形態変異計測系の構築」
- 中澤敬信(大阪大学)「神経細胞の形態形成制御と統合失調症」
- 16:00
- 終了
- 印刷用pdf
- ダウンロード
- 問い合わせ先
-
第二回脳表現型の分子メカニズム研究会事務局
大阪府吹田市山田丘2-2 D3
Tel&Fax: 06-6879-3074
大阪大学連合小児発達学研究科 橋本亮太
E-mail: spjimu01psy.med.osaka-u.ac.jp
- 協賛・協力
- 2013年 包括脳ネットワーク研究集会委員会 後援