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第一回脳表現型の分子メカニズム研究会
- 開催目的・概要
- ヒト脳表現型の分子機構の解明のために、ヒトレベル、動物レベル、細胞レベル、そして分子レベルにおける検討が必要である。レベルが分子に近づくほどそのメカニズムを明らかにすることができる一方、ヒトにおける分子メカニズムを反映しなくなるという問題点がある。そこで本研究会では、ヒトの脳表現型と遺伝子の関連を検討することがそのミッシングリングとなると考え、ヒト脳表現型コンソーシアムのメンバーを中心として、脳研究における分子生物学の研究者から人文科学の研究者が集まり、交流することにより新たな研究分野を開拓・推進することを目的とする。研究会においては、それぞれの研究手法における代表的な研究内容を発表し、具体的な共同研究に進めていくことを念頭に置いたディスカッションを中心に進めていく。
- 開催場所
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大阪大学医学部学友会館・医療情報センター 銀杏会館 3F 会議室B
- 開催日
- 平成22年10月23日(土)
- 1. 09:00
- 開会のあいさつ 橋本亮太
- 2. 09:05
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「ヒト脳表現型コンソーシアムについて」
大阪大学連合小児発達研究科 橋本亮太
- 3. 09:30
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「ヒト脳表現型と遺伝子」
藤田保健衛生大学精神医学教室 池田匡志
- 4. 10:00
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「成長円錐機能を支配する分子群とその役割」
新潟大学医歯学系分子細胞機能学 五十嵐道弘
- 5. 10:30
- コーヒーブレイク
- 6. 11:00
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「DISC1結合タンパクのヒト脳における役割」
名古屋大学医学系研究科 坪井大輔
- 7. 11:30
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「CD47-SIRP?系の機能とヒト遺伝子多型」
群馬大学生体調節研究所バイオシグナル分野 大西浩史
- 8. 12:00
- 昼食
- 9. 13:00
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「脊椎動物特異的経シナプス分子"Netrin-G/NGL"の獲得と高次脳機能の発達」
理化学研究所脳科学総合研究センター行動遺伝学技術開発チーム 糸原重美
- 10. 13:30
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「統合失調症における言語流暢性の障害」
福島大学人間発達文化学類 住吉チカ
- 11. 14:00
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「精神疾患の発症に関わる遺伝子×環境相互作用の解析:神経ペプチドPACAP欠損マウスからの知見」
大阪大学薬学研究科 橋本均
- 12. 14:30
- コーヒーブレイク
- 13. 15:00
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「神経細胞の形態を制御するRhoGAP分子と統合失調症との関連性の解析」
東京大学医科学研究所癌細胞シグナル分野 中澤敬信
- 14. 15:30
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「精神疾患の脳内メカニズム」
東京大学医学研究科精神医学教室 垣内千尋
- 15. 16:00
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「マウスとヒトの脳表現型:CAMKIIとSHN遺伝子」
藤田保健衛生大学総合医科学研究所 システム医科学研究部門 宮川剛
- *各演者の方々は、発表20分、ディスカッション10分でお願いいたします。発表は スライドプロジェクターを用いてパワーポイントでお願いいたします。PCの方は コンピュータを用意いたしますのでUSB等でデータをお持ちください。MACの方また はご希望される方は、ご自身のコンピュータをご用意お願いいたします。
- 問い合わせ先
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脳表現型の分子メカニズム研究会事務局
大阪大学大学院大阪大学・金沢大学・浜松医科大学
連合小児発達学研究科附属子どものこころの分子統御機構研究センター
Tel: 06-6879-3074 Fax: 06-6879-3059
E-mail: hashimorpsy.med.osaka-u.ac.jp
橋本亮太
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- 協賛・協力
- 2010年 包括脳ネットワーク研究集会委員会 後援